顔がタイプで身長も高く、実家はお寺のお金持ちの男性と知り合いました。
実家はお寺ですが、今は社会勉強の為にサラリーマンとして働いている方でした。歳は私より3つ上で、年収は1000万円以上だそうです。
メールだけのやり取りではとても楽しく、どちらかというと私が主導権を握っている感じでした。
一週間くらいメールのやり取りをして、彼の方からデートに誘ってくれました。
どこに行きたい?何が食べたい?と聞かれたので「何でもいいよ」とお任せしました。
初日は車でデート!しかしわずか5分で…
デート当日は家のそばまで車で迎えに来てくれました。
初めて会った印象は、思っていた通りのタイプの見た目でヤッターと心の中で思いました。
会ってすぐ彼が、「今日は朝5時からお寺の掃除を手伝ってきた」と話したので、私はただ労う気持ちで「それはご苦労様でした」と頭を下げて言いました。
すると、彼は「ご苦労様は自分より目上の人に対して使う言葉ではない。目上の人にはお疲れ様でした、だ!」と言ってきました。
私はそれを言われた瞬間、コイツ嫌だと感じました。
ただ出会いを求めて会ってるだけで、そこに上下関係があるのか?!私のことを下だと思っているんだ、何で私が目下の人間なんだ、バカにされている、と感じたのです。
会って五分位の出来事でした。
でもそんなすぐに帰ることも出来ず、何とか薄笑いで誤魔化しデートがスタートしました。
すでに苦手意識が出てしまった私は会話がぎごちなくなり、相手の話にも上手く乗ることが出来ませんでした。
コンビニにコーヒーを買いに行った時も…
私は好き嫌いが激しいので、一度嫌いと思うと隠せないタイプ。
彼がコンビニで「コーヒーを買ってくるけど飲む?」と聞かれたので「じゃあ、お願い」と頼んだところどの種類?無糖?などと聞かれたので「何でもいいよ」と伝えました。本当に何でも飲めるので何でもよかったのです。
彼は一度コンビニに入り10分ほど出て来ませんでした。
遅いなぁと思っていたらやっと出てきて車の窓をトントンとノックするので窓を開けたら、「何がいいかわからないので自分で選んで」と言われました。
何だこの人ーっと心の中で思いました。そんな決断力も無いのかと。結局寒い中私は車を降りて、自分で買いに行きました。
上から目線のくせに決断力もない彼に、さらに苦手意識が増した私は終始テンションが低いままでした。
でも彼は何だか楽しそうで気持ち悪かったです。
それでも1日デートをし、私はもう会うことは無いだろうと思いました。
私の1日が本当にもったいないと感じました。